全てを手にすることはできない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、事で成果を出しながら、
人脈を広げ、趣味も楽しみ、
さらには自己研鑽にも励みたい。

このように思ったことはありませんか?

もちろん、それが可能ならば理想的です。
しかし、私たちに与えられた時間は限られています。
何かを得るためには、
何かを手放さなければならない場面が必ず訪れます。

たとえば仕事では、業界によっては
ゴルフの付き合いが重要になることがあります。

取引先との親交を深めるため、
あるいは社内でのコミュニケーションを円滑にするために、
ゴルフを学ぶのは決して悪い選択ではありません。

実際に、ゴルフを通じて築かれる人間関係が、
キャリアに大きな影響を与えることもあります。

しかし、もしゴルフが絶対に必要というわけでないならば、
思い切って「やらない」という選択肢を持つことも、
あなたの人生の戦略の一つになり得ます。

なぜなら、ゴルフのスコアを150台から90台にするには、
一般的に約1,000時間の練習が必要だと言われています。
1,000時間というのは決して短い時間ではありません。

この時間を、別のことに投資できるとしたら、
どのような選択肢があるでしょうか?

例えば、資格取得を目指す場合、
この1,000時間は中小企業診断士や社会保険労務士
といった専門資格の勉強時間に相当します。

これらの資格は、取得することでキャリアの幅が広がります。
また、英語力を伸ばしたい場合、
TOEICで300点台から700~800点を目指すのに
必要な勉強時間も1,000時間程度だと言われています。

英語力が向上すれば、海外のクライアントとの取引や、
グローバルなキャリアパスを切り開くこともできるでしょう。

もちろん、ゴルフを続けながら資格を取得し、
さらに英語力も磨くことができれば、
それに越したことはありません。

しかし、現実的には、一日に使える時間は限られています。
すべてを手に入れようとするあまり、
どれも中途半端になってしまう可能性もあるのです。

何かを手に入れたいと思ったとき、
私たちは「どうすれば両立できるか?」
を考えがちです。

しかし、本当に大切なのは「何をやるか」ではなく、
「何をやらないか」を決めることかもしれません。

成功者と呼ばれる人々は、常に時間の使い方に厳しく、
優先順位を明確にしています。

自分にとって本当に重要なものを見極め、
それ以外のものは思い切って手放す。

そうすることで、限られた時間の中で
最大限の成果を上げることができるのです。

「すべてを手に入れることはできない」
と認めるのは、決して諦めではありません。

むしろ、自分の人生において
何が本当に価値のあるものなのかを見極め、
意識的に選択するための大切な考え方です。

今、あなたが時間を費やしていることは、
本当にあなたの人生にとって必要なことですか?

それとも、習慣や周囲の期待に流されて
続けているだけのものですか?

もし、何かを手放すことでより大きな成果が得られるなら、
それを選ぶ勇気を持つことも、自己成長の一歩となるでしょう。

何を選び、何を捨てるのか。
それが、あなたの未来を形作るのです。