セールスと遺伝子

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは「自分はセールスに向いていないのでは?」
と感じたことはありませんか?

「この性格では売上を上げるのは難しいのではないか」
と悩んだことがあるかもしれません。

しかし、それは必ずしも正しいとは言えません。

なぜなら、セールスは特定の性格だけに適したものではなく
さまざまなタイプの人が成功できる仕事だからです。
性格や気質が多様であることが
むしろセールスの魅力と奥深さを生み出しているのです。

セールスに向き不向きがあるのかは
多くの人が疑問に思うことです。

性格によって「向いている」「向いていない」が決まるならば
内向的な人や細かいことを気にする性格の人には
難しい仕事だと思われがちです。

しかし実際には、どのタイプの性格でも成果を上げることは可能です。

ある人はおおらかさで顧客を安心させ
またある人は繊細さで顧客のニーズにしっかり寄り添うことができるのです。

「向き不向き」ではなく「スタイルの違い」が重要です。

内向的な性格の人は、相手の話をじっくり聞き
丁寧にニーズを理解するタイプのセールスが向いています。

逆に社交的で活発な人は、場の空気を盛り上げ
顧客を引き込む力を発揮できます。

こうした性格の違いがあるからこそ
顧客にとっても多様な選択肢が生まれ
より多くの人に適したセールスが提供されるのです。

では、もしこれがスポーツの世界だったらどうでしょうか?

スポーツでは体格や筋力といった
遺伝的な要素が成績に大きく影響を与えるため
競技によって階級が設けられています。

たとえば格闘技では、身長や体重、筋肉量といった
遺伝的な要素の影響を避けるため
体重による階級分けが必要不可欠です。

もしも全ての試合が無差別級で行われた場合
身長や体重に恵まれた選手が圧倒的に有利になり
不公平な試合が続いてしまうでしょう。

こうした状況を防ぐため、遺伝子による違いに配慮し
公平性を保つ工夫がなされているのです。

しかし、セールスにはこのような
遺伝的要素がほとんど影響しないと言えます。

生まれ持った身体的な違いに左右されるスポーツと異なり
セールスの成功には、経験や人との関係性
コミュニケーションスキルなど
後天的に育てることができる要素が多く含まれるからです。

一方で、遺伝子がセールスに
全く影響を及ぼさないわけではありません。

言語能力や不安を感じやすい傾向といった細かな部分は
ある程度遺伝的な影響を受けます。

たとえば、言葉遣いが得意でない場合や緊張しやすい性格の人は
人前でのプレゼンテーションが難しく感じるかもしれません。
これも確かに遺伝的な影響が関与している部分ですけど
それでもトレーニングや努力によって改善していくことができます。
つまり、これらの要素は遺伝によって多少の違いがあるものの
練習や工夫をすることで十分にカバーできるのです。

では、遺伝的な影響が全くないのかと言えば、そうではありません。

もしセールススキルが世界レベルで競われるような状況にあれば
遺伝的な要素が小さな差となって現れるかもしれません。

しかし、通常の職場で求められるセールススキルは
こうした世界レベルの競争とは異なり
遺伝的要因よりも日々の努力や適切な訓練が重要です。

セールスに向き不向きがあるかもしれないと感じた時には
「性格の違いを活かす」という視点でアプローチを考えてみてください。
そこにこそ、あなたの可能性と成功の鍵が眠っているのです。