こんにちは。
毛利まさるです。
その説明はMECE(ミーシー)になっていない。
あなたはこのような言葉を耳にしたことはありますか?
MECEとは簡単にいうともれなくダブりなく
という意味です。
ロジカルシンキングの研修を受講したり
ビジネス本を勉強した人がよく発言をします。
このような人はビジネスのフレームワークに則り
指摘しているつもりなのでしょう。
もちろん、指摘した内容は正しいです。
しかし、MECEではないと指摘して
なにか建設的なことは生まれるでしょうか?
何も生まれません。
つまり、「MECEになっていない」という言葉は
会議の邪魔になっているだけなのです。
たとえば家で飼うには
どんなペットが良いかの話し合いがあったとします。
どんなペットが良いですかね。
チワワにトイ・プードル、ポメラニアン
他にはアメリカンショートヘアー
スコティッシュ・フォールド、マンチカン
あとはウサギも良いかもしれません。
といった発言のあとに
「それはMECEになっていないですね。
ウサギは品種ですから、
この場合はネザーランド・ドワーフとかですね。」
とドヤ顔で発言する人がいたらどうですか?
そこは本質じゃないですよ。
と思わず言い返したくなりますよね。
「MECEになっていない」は便利な言葉です。
しかし、それ自体には何の意味もありません。
指摘することでもありません。
ビジネスのフレームワークに踊らされて
本質を見失わないでくださいね。