
こんにちは。毛利まさるです。
懇親会に、違和感を覚えたことはありませんか
会社の懇親会と聞いて、あなたはどんな光景を思い浮かべるでしょうか。
昔話が延々と続いたり、誰かの悪口が話題の中心になったり、あるいは上司の機嫌を損ねないように気を張り続ける時間だったり。
あなたは、そんな場にどこか疲れを感じていたのではないでしょうか?
その結果、懇親会は仕事に直接関係のない、できれば避けたい時間だと感じていたと思います。
「参加しても意味があるのかわからない」そう思うのも無理はありません。
しかし、その違和感の正体を一度、丁寧にほどいてみてください。
それは懇親会そのものが無意味なのではなく、目的に原因があるのです。
懇親会の目的は、憂さ晴らしではありません
はっきり言います。会社の懇親会の目的は、憂さ晴らしではありません。
上司の気分をよくすることでもありません。
会社の懇親会の本当の目的は、人の自己重要感をあげることです。
大切なことなので、もう一度言います。
上司の気分をよくすることではありません。
自己重要感をあげることです。
おわかりでしょうか?
ここで言う自己重要感とは、「あなたは重要な存在です」と本人が実感できる状態のことです。
単に「すごいですね」「さすがですね」と言うことではありません。
それは一時的に気分をよくする言葉であるものの、心の奥には残りません。
自己重要感は、結果ではなく“つながり”で生まれる
自己重要感が生まれる瞬間は、もっと具体的です。
「あなたのお陰で、あの案件が前に進みました」
「あなたがあのとき動いてくれたから、チーム全体が助かりました」
こうした言葉には、行動と結果の因果が含まれています。
つまり、自己重要感とは「あなたの存在が、周囲にどんな価値をもたらしているのか」
そこまで落とし込まれたときに、初めて生まれるものなのです。
逆に言うと、どれだけ場を盛り上げても、どれだけ気の利いた相槌を打っても、そこに“意味の接続”がなければ自己重要感にはなりえないのです。
上司の機嫌を取っても、関係性は深まりません
気を遣う人ほど、懇親会で「上司の機嫌をよくしよう」と無意識に考えてしまいます。
しかし、それはおべんちゃらに近い行動です。
その場は穏やかに終わるかもしれませんが、関係性は一段も深まりません。
それは、相手の存在を尊重しているようで、実は「感情」を操作しようとしているからです。
相手もどこかでそれを感じ取ります。
ですので、懇親会で意識すべきことはシンプルです。
「この人のどんな行動が、どんな形で周囲に影響を与えているのか」
そこを言語化して伝えることなのです。
懇親会は、信頼の“種まき”の場
成果が出ていないときほど、数字や評価に意識が向きがちです。
しかし、どれだけ行動しても、その価値が正しく共有されなければ、評価にはつながりません。
懇親会は、その価値を静かに可視化する場でもあります。
無理に盛り上げなくても構いません。
無理に面白いことを言う必要もありません。
目の前の人の行動と価値を、丁寧につなげて言葉にする。
それだけで十分です。
それを積み重ねていくと、「一緒に仕事がしやすい人」「信頼できる人」という評価が、自然と形成されていきます。
これは短距離走ではなく、しかし確実に効いてくる中長期の行動です。
見方が変わると、懇親会は苦痛ではなくなる
もし、次に懇親会の案内が来たとき、「また気を遣う時間か」と感じたなら、少しだけ視点を変えてみてください。
この場で、自分は誰の自己重要感を高められるだろうか。
その問いを持つだけで、あなたの立ち位置は大きく変わります。
懇親会は、消耗する場でも、媚びる場でもありません。
関係性の質を一段引き上げるための、静かなチャンスなのです。
そのチャンスにどう向き合うか。
そこに、あなたのこれからを変えるヒントが、確かにあります。





