成果が出ないときほど、あなたが立っている場所を見直す

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは自身がプロであることを意識することはありますか?

もしかすると、あなたは「自分はまだプロと呼べるほどの存在ではない」と感じていたのではないでしょうか?

しかし、冷静に考えてみてください。
プロ(プロフェッショナル)とは、特定の分野で専門性を持ち、それを職業として生計を立てている人を指します。
つまり、日々会社に出勤し、顧客と向き合い、数字と責任を背負っている時点で、あなたはすでにプロの世界に立っているのです。

それにもかかわらず、多くの人は「プロ」という言葉を、芸能人やスポーツ選手、あるいは一流の職人に重ねてしまいます。
テレビやインターネットで目にする彼らは、確かに華やかです。
しかし、その世界は想像以上に過酷です。実力があるのは前提で、人気がなければ収入は一気に不安定になる。
ひと昔前に「あの人は今」という番組があったように、知名度があっても人の目に触れなくなった瞬間、存在ごと忘れられてしまう世界です。

その結果、「自分は結果が出ていない=価値がない」と、必要以上に自分を追い込んでしまったと思います。

安全な場所に立っているという事実

ここで、少し視点を変えてみましょう。

あなたは売上を上げられなかった翌日、会社に行ったら席がなくなっているでしょうか?
おそらく、そんなことはありません。
それは甘えでも、ぬるさでもない。それは「雇用」という仕組みが生み出す、極めて大きな安全なのです。

それはなぜか。
それは、会社員というプロは「短期の結果」だけで即座に切り捨てられない構造の中にいるからです。

ですので、結果が出ていない今この瞬間も、生活が崩壊する不安に直面せず、次の一手を考える時間が与えられているのです。
おわかりでしょうか?
これは、本来とても恵まれた状態です。

結果が出ないときに起きていること

それでも苦しいのはなぜか。
それは「安全」があるにもかかわらず、自分の立ち位置を正しく認識できていないからです。

あなたは「もっと行動しなければ」「結果を出さなければ」と自分を追い立てていたのではないでしょうか?

しかし、闇雲に行動しても成果につながらないとき、人は自信を失います。
行動しても行動しても報われないため、「自分には向いていないのではないか」という疑念が生まれてしまう。

逆に言うと、構造を理解しないまま動き続ける限り、成果は再現性のある形になりえないのです。

プロとは、耐える人ではなく設計する人

プロとは、根性で耐え続ける人ではありません。

自分が置かれている環境、ルール、安全装置を冷静に把握し、その中で勝ち筋を設計する人です。

会社員というプロは、「今日ダメでも明日がある」ため、試行錯誤が許されます。
行動しても失敗するため、次の改善に活かせる。
しかし、これを理解しないと「結果が出ない=終わり」という極端な思考に陥ってしまいます。

ですので、今必要なのは自分を責めることではなく、「自分はどのプロの世界に立っているのか」を正確に捉え直すことなのです。

未来が見えない理由

自分の将来が見えず不安になるのも自然な反応です。
しかし、その不安の正体は「今の自分がダメだから」ではありません。
安全な場所にいるにもかかわらず、その価値を自分で認められていないため、不安が増幅しているのです。

一歩引いて考えてみてください。
今日すぐに結果が出なくても、次の挑戦が許される。
この余白こそが、会社員というプロに与えられた最大の武器です。

その武器を理解したとき、焦りは静かに変わり、次に何をすべきかが見え始めます。