こんにちは。
毛利まさるです。
あなたはお世話になった人と連絡を取っていますか？
学生時代の恩師、かつて一緒に働いた上司、商談で助けてくれた取引先の担当者。
あなたの人生やキャリアの中で、一度は「この人のおかげで助かった」と感じた人がいるはずです。
しかし、日々の業務に追われていると、そうした人たちとのつながりはいつの間にか薄れていってしまいます。
そしてふとした時に「今さら連絡をしても迷惑かな」と思ってしまい、そのまま音信不通になることも少なくありません。
これは非常にもったいないことです。
適度な連絡が人間関係を温める
ビジネスの世界では、人とのつながりが新しいチャンスや情報を生み出します。
特に、かつてお世話になった人との関係は、放置すれば薄れていく一方であるものの、
適度な連絡を取ることで信頼関係は再び息を吹き返します。
いきなり電話をかけると相手を驚かせるかもしれません。
しかし、何気ないメールやメッセージであれば、むしろ嬉しく思ってもらえる可能性が高いのです。
ポイントは「なぜ今、連絡をしたのか」が自然に伝わるように工夫することです。
思い出と近況を結び付ける
単なる「元気にしています」というメールは、相手からすると唐突に感じられることがあります。
ですから、過去の思い出を織り交ぜながら、今の自分の状況と結び付けるのが効果的です。
たとえば「冬の寒い日に一緒に商談に行ったことを思い出しました。
あの時に学んだ姿勢が、今の仕事にも生きています。」といった一文を添えるだけで、
相手は「自分との関わりが今も役立っているのだ」と嬉しくなるでしょう。
つまり、連絡のきっかけには、同窓会で話題にするような「共通の記憶」を利用するのです。
継続的な関係が新しい可能性を生む
こうして築いた関係は、単なる「昔の知り合い」から「今もつながっている存在」に変わります。
実際、仕事のチャンスは思わぬところから舞い込むものです。
社外の知り合いから新しい情報を得られることもあれば、社内での異動情報や経営層の考え方を耳にすることもあるでしょう。
その多くは公式なルートからではなく、人づてに入ってくるものです。
そして、その「人づて」の関係は、日頃の小さなやり取りの積み重ねから生まれるのです。
知り合いに適度に連絡を取ることは、単なる礼儀ではなく、信頼を積み重ねる仕事術の一つです。
忙しい日々の中で忘れがちな人間関係も、ちょっとしたメールや会話を通じて再びつながりを取り戻せます。
人との関係は資産です。
その資産を大切に育てていくために、今日から一通でもメールを送ってみてください。
その一歩が、未来の大きなチャンスにつながるのです。
