エゴだよそれは!セールスに潜む落とし穴と信頼を築く方法

こんにちは。
毛利まさるです。

自分のエゴが邪魔をする瞬間

「エゴだよそれは!」 これは映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でアムロが放った有名なセリフです。
セールスに携わっていると、この言葉が胸に刺さる瞬間があるのではないでしょうか。

たとえば「早く契約をとりたい」「今月のノルマをどうにか達成したい」といった思考に支配されるとき、
それはお客さんのためではなく、自分のための発想になってしまうのです。

もちろん業務としてノルマを果たすことは前提条件であるものの、自分の都合を最優先してしまうと、
信頼を築くどころか逆効果となる危険性があります。

セールスにおける「エゴ」とは何か

セールスにおけるエゴとは、自分本位な思考や行動のことです。

お客さんの課題や要望を置き去りにして、自分が求める数字や成果を追いかける姿勢がそれにあたります。

たとえば、相手が求めていない商品を無理にすすめる、短期的な契約ばかりに目を向けるなどが典型です。
このようなエゴの押し付けは、短期的に成果が出ても長期的には信頼を失い、大きな機会損失を生むことになります。

お客さんに貢献する理由を持つ

では、どうすれば「エゴだよそれは!」とならずに済むのでしょうか。

その答えは「理由を明確にすること」です。
つまり「これは〇〇だから必要」という根拠を自分自身が納得していなければなりません。

お客さんにとって意味のある理由を言語化できるかどうかが重要です。
たとえば「このサービスは売上改善に直結するから」
「この製品は現場の安全性を高めるから」といった具体性がなければ、どれだけ熱心にすすめてもお客さんには響きません。

信頼を軸にしたセールスメンタル

セールスで成功する人ほど、エゴを抑えて相手にとってのベネフィットを最優先しています。

信頼を築くには時間がかかるものの、一度信頼関係を構築できれば、その後の成果は自然についてきます。
エゴを手放すことは一見遠回りに思えるかもしれませんが、長期的な成功には欠かせない姿勢なのです。

「エゴを超えたセールス」が未来をつくる

セールスは単なる数字合わせではありません。
お客さんにとって価値を提供し続けることが結果的に自分や会社の成果につながります。

つまり、エゴを超えた先に本当の意味でのセールスの醍醐味があるのです。
映画のセリフを借りれば、あなたが心の中で自分に対して
「エゴだよそれは!」とツッコミを入れる瞬間が増えれば増えるほど、セールスとしての成長が加速していくはずです。