こんにちは。
毛利まさるです。
ノウハウ本を習得できない
あなたが今の生活や仕事を改善したいと思い、
「○○ができる100個の方法」といった
ノウハウ本を買ったことはありませんか?
本の帯や表紙には魅力的な言葉が並び、
まるでその本を読み終わった翌日から、
人生が劇的に変わるような気持ちになります。
しかし、いざ最後のページを閉じた後、
あなたの生活に何か変化がありましたか?
多くの人は、本を読み終えても、
気づけばいつもと変わらない日々を過ごしています。
なぜこうしたことが起こるのでしょうか?
実は、人にはキャパシティーがあります。
新しい情報を一度に多く取り入れようとしても、
脳が処理しきれず、結局ほとんどが
記憶に残らないまま終わってしまうのです。
これは水をコップに注ぐことを想像すると分かりやすいでしょう。
一気に大量の水を注げば、当然コップからあふれ、
飲める分はごくわずかになってしまいます。
同じように、一度に多くのノウハウを吸収しようとしても、
実際に活かせるのはほんの一部なのです。
これは、「知っていること」と
「できること」は違う、という話にもつながります。
ノウハウ本を読むこと自体は素晴らしいことです。
しかし、読んだだけでは何も変わりません。
大切なのは、そこに書かれている
100個の方法を全て試すことではなく、
「一つを確実に実行すること」です。
ノウハウ本を読んだら、
「今すぐできる最も簡単なことは何か?」を考えましょう。
そして、それを今日から実践するのです。
小さな成功体験を積み重ねることで、
徐々に新しい習慣が身につき、
最終的にノウハウが自分のものになります。
例えば、仕事の効率を上げるために
「朝30分早く起きる」
という習慣を取り入れたいとしましょう。
いきなり毎日1時間早く起きるのは難しいですので
まずは10分早く起きることから始める。
それが習慣になったら、さらに10分早める。
このように、少しずつ変化を加えていけば、
無理なく新しい習慣を定着させることができます。
ノウハウ本は素晴らしい情報を与えてくれます。
しかし、それを実生活に活かさなければ意味がありません。
一度に100個の方法を試すのではなく、
まずは「1つの小さな行動」を実践すること。
それを習慣にし、積み重ねることで、
やがて大きな変化を生み出すのです。
「読んだだけで終わる人」と
「実践して変わる人」の違いは、
まさにここにあります。
あなたはどちらの道を選びますか?