成長は人によって違う

こんにちは。
毛利まさるです。

何かに取り組んでいるとき
周囲と自分を比較して焦りを感じることはありませんか?

たとえば、セールスの仕事で
同僚が次々と契約を決めているのに
自分はなかなか成果が出せない。

資格の勉強をしていても、同じ時期に始めた人が
どんどん合格していくのを見て、自分のペースが遅いように感じる。
こうした状況は誰にでも起こり得ます。

私も英語の勉強で同僚がどんどんと良い点数をとり
自分の能力に辟易することが何度もありました。

しかし、ここで大切なのは、他人と比べて焦るのではなく
自分自身の成長を見つめることです。

成長のスピードは人それぞれ違い
進むルートも異なります。

他人の成功に目を奪われてしまうと
本来自分が進むべき道を見失い
無駄なプレッシャーを背負ってしまいます。

人間は本能的に周囲と自分を比較してしまう生き物です。

特に、SNSが発達した現代では
他人の成功や成果が簡単に目に入ってきます。

「あの人はすごい成果を出している」
「あの人は短期間で資格を取得したのに、自分はまだ合格できていない」
などと、つい自分を低く評価してしまいがちです。

しかし、表面的な結果だけを見て焦るのは危険です。

なぜなら、その人がどのような背景を持ち
どんな行動を積み重ねてきたのかは見えていないからです。

例えば、資格試験に短期間で合格した人がいたとしても
その人は以前から関連する知識を持っていたかもしれません。

あるいは、毎日何時間も勉強する環境が
整っていた可能性もあります。

同じスタートラインに立っているように見えても
条件や環境が違えば、進むスピードが違うのは当然なのです。

また、セールスの分野では、一気に成果を出すタイプの人もいれば
じっくりと関係を築きながら着実に成果を上げていくタイプの人もいます。

どちらが優れているということではなく
自分に合った成長の仕方を見つけることが重要なのです。

では、どのように成長を実感すればよいのでしょうか。

その答えは、「過去の自分」との比較にあります。
昨日の自分、1週間前の自分、1年前の自分と比べて
どれだけ前進しているかを確認するのです。

たとえば、資格勉強をしているなら
「1カ月前には全く理解できなかった分野が
 今はスムーズに解けるようになった」
といった変化を振り返ってみましょう。

セールスなら、
「以前は契約のクロージングが苦手だったけれど
 最近は自信を持って提案できるようになった」
といった成長ポイントを見つけるのです。

こうした小さな変化を積み重ねることが
本当の意味での成長につながります。

どんな小さなことでもいいので
「昨日よりも少し成長した」
と実感できる瞬間を大切にしてください。

焦らず、自分のペースで進んでいけば
やがて大きな成果につながります。

人それぞれ成長の形は違うのですから
自分だけの成長の道を信じて歩んでいきましょう。