自分の商品を売らなきゃ失格なのか!?

こんにちは。
毛利まさるです。

とある電気屋さんの店頭セールスで
興味深い話題がありました。

掃除機を探しているお客さんが
店員さんに相談をしたのです。

「コードが絡まなくて、片手で楽々扱えて
 ごみ捨てが楽で、電気代もかからなくて
 色々なところで使えて、ゴミをよく吸い込んで
 案かな掃除機を紹介してください。」

そこで店員はこのように答えたのです。

「それなら掃除機よりもほうきがお勧めですよ。」

あなたはこの話を聴いて
どのように思いますか?

とある人はこの店員はセールス失格だ!
といったのです。

しかし、私の意見は逆です。
むしろ素晴らしい対応だと思います。

そもそもこのお客さんが求める掃除機は存在しないのです。

それなのにお客さんの求める掃除機を
イチイチ真に受けたとします。

店員「お客さん、それならコードレスはいかがですか?」
お客「でも充電が大変でしょ。バッテリーも重いし…」
店員「でしたら、小型のタイプはいかがですか?」
お客「だってそれはゴミを全然吸い込まないでしょ。」

こんなことをやっていると日が暮れます。
ですから、自分の商品ではなくても
さっさとほうきを勧めた方が良いのです。

あなたが扱っている商品やサービスとは
明らかにお客さんが求めるものが違った場合
もう割り切って他の物を勧めましょう。

こういった対応はセールスとして失格ではありません。
むしろよりよい選択です。