
こんにちは。
毛利まさるです。
知っている人から楽しさを知る
あなたは何かを学ぼうとしたとき、「これは面白い」と感じるまでに時間がかかった経験はありませんか?
新しい趣味や知識に触れるとき、自分ひとりでその魅力に気づくのは意外と難しいものです。
そんなときに大きな力になるのが「すでに知っている人」からの一言です。
人から直接教えてもらうことで、自分では気づけなかった楽しさや奥深さに出会えるのです。
このプロセスは自己啓発においても非常に重要な要素であり、ビジネスやセールスの現場でも応用できます。
知っている人が開く新しい扉
私自身の経験を例に挙げると、ウイスキーの世界の話です。
多くの人がウイスキーをロックや水割り、ハイボールで楽しむことは知っているでしょう。
しかし、ウイスキー愛好家から「加水」という楽しみ方を教えてもらったとき、まったく新しい扉が開いたのです。
少量の水を加えることで香りや味わいが大きく変化し、その繊細な変化を感じる時間が極上の体験になりました。
自分だけでは気づけなかった魅力を、知っている人が教えてくれたことで、私はその世界の魅力を知ることができました。
ビジネスに活かす知の継承
このような体験は、ビジネスの現場でもそのまま応用できます。
たとえば自己啓発の観点から言えば、誰かに教えてもらった魅力や工夫を、自分の行動に落とし込むことが大切です。
セールスであれば、商品の魅力をどう伝えるかが重要です。
しかし、売り手自身が「魅力を知らない」状態では、相手にその価値を届けることは難しいでしょう。
だからこそ、すでにその商品やサービスの魅力を知っている人、
あるいは顧客がどのように楽しんでいるかを知る人から学ぶことが最短ルートなのです。
知らない魅力を知ることが自己成長につながる
人は「知っている範囲」だけで判断してしまいがちです。
しかし本当に自分を成長させるきっかけは「知らなかった魅力」に触れる瞬間にあります。
それを効率よく知るためには、自分ひとりで探るのではなく、すでに楽しんでいる人の視点を借りることです。
これは自己啓発の一環として非常に有効であり、同時に「顧客視点」に立つ練習にもなります。
顧客は自分の商品やサービスの魅力を知らない立場にあります。
その顧客にどう伝えるのかを考えるとき、自分が知らなかった魅力を他者から教えてもらった体験を思い出せば、より相手の立場に寄り添った行動ができるのです。
魅力を伝えることが信頼につながる
魅力を知り、楽しさを伝えることができる人は周囲から信頼を得やすいです。
これはセールスに限らず、教育、リーダーシップ、組織運営などあらゆる分野で共通しています。
大切なのは「ただ知識を伝える」のではなく、「楽しさを伝える」ことです。
人は論理だけで動くのではなく、感情によって動きます。
楽しさを伝えられる人は、相手の心に届く言葉を自然に選ぶことができるのです。
まとめ
物事の魅力を知るためには、自分ひとりで探求するのも大切であるものの、知っている人から楽しさを教えてもらうことで一気に理解が深まります。
そしてその学びを自己啓発のプロセスに組み込み、さらにセールスや人間関係に応用することで、自分の成長や成果につながります。
大切なのは「楽しさを知ること」ではなく、「楽しさをどう伝えるか」という点なのです。
結果として、自分自身の世界が広がると同時に、周囲からの信頼も厚くなっていきます。





