興奮しなくても成果は出る。地味な仕事に意味を見出す“本物の仕事術”

こんにちは。
毛利まさるです。

熱中できることが見つからなくて、焦っていませんか?

「夢中になれる仕事がしたい」「情熱を注げる何かを見つけたい」

そんな思いを抱いたことはありませんか?

周囲を見渡せば、キラキラした目で語る人ばかり。

それに比べて、自分は淡々とこなすばかりで「これでいいのか?」と自問してしまう。

しかし、その“興奮”を追い求めすぎてしまうと、実は落とし穴にはまることもあるのです。

興奮に頼ると、地味なものがつまらなくなる

もちろん、夢中になること自体は悪いことではありません。

一目惚れした映画、のめり込んだゲーム、夜通し語れる趣味。

そこにはきっと、あなたの核となる価値観や大切な要素が含まれているのでしょう。

しかし、それを仕事術として持ち込んでしまうと、少し危険です。

なぜならば、現実の仕事には「地味だけど大事な作業」が山ほどあるからです。

たとえば報告書の整理、数値のチェック、細かいミスの修正。
どれも目立たない。しかし、やらなければ全体が機能しない。

ここで問題になるのが、「刺激がないからやる気が出ない」というマインド。

そう、興奮だけを基準にしてしまうと、淡々とした仕事が全部つまらなく見えてしまうのです。

「核」は大事、しかし「表面の興奮」には注意を

あなたが夢中になれる瞬間にこそ、あなたらしさのヒントがある。

これは間違いありません。

たとえば「人を喜ばせたい」「自分が成長していると実感したい」

そんな感情が、熱中の裏に隠れているかもしれません。

そこに気づくのは、とても大切です。

しかし、だからといって常にドキドキワクワクするような仕事ばかりを追ってしまうと、

その裏にある地味な努力や繰り返し作業を軽んじてしまいます。

“興奮”とは、氷山の一角であり、その下には“退屈な繰り返し”が必ずあるのです。

「地味で意味のあること」に価値を見い出す

あなたは、ピアニストが舞台の上で華麗に弾いている姿を見て「すごいな」と思うでしょう。

しかしその裏では、1日8時間以上も同じスケール練習を繰り返しているかもしれない。

つまり、華やかさの裏には、退屈な反復があるという事実。

これは仕事でも同じです。

興奮に頼らず、地味な日々にも意味を持たせよう

毎日がワクワクしていなくても大丈夫です。

むしろ、刺激ばかりを追い求めていると、脳が麻痺して「もっと、もっと」となってしまい、
何も感じられなくなっていきます。

興奮に頼らないというのは、自分の基準で意味を作っていくということ

それはつまり、感情任せに振り回されるのではなく、冷静に「今、この積み重ねに意味がある」と理解することなのです。

地味な努力こそ、長く続く価値になる

興奮することは人生を彩るスパイスではあるものの、それが毎日の主食にはなりません。

毎日続ける仕事には、興奮よりも意味を見い出す力が必要です。

その力を身につけた人こそ、粘り強く、ブレずに、成果を出していける人なのです。