ルーティンがあることの本当の強さ

こんにちは。
毛利まさるです。

「うまくいく人は日々のルーティンを持っている」
という言葉をあなたは耳にしたことがあるかもしれません。

たとえば、イチロー選手は現役時代、
試合の前には必ず同じストレッチをし、
毎朝カレーを食べるというルーティンが有名です。

さらに、アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズは毎朝
「もし今日が人生最後の日だとしたら、
 今日やろうとしていることを本当にやりたいか?」
と自問する習慣を持っていたと言われています。

では、なぜルーティンが成功の秘訣なのでしょうか。
それは「感情に左右されないから」です。

たとえば、あなたが落ち込んでいる日を想像してみてください。
気分が優れず、何をするにもやる気が出ないかもしれません。

そんなとき「今日は無理をしないでおこう」
と考えるのは自然なことです。

けれど、もしあなたが
「気分に関係なく毎朝決まった時間に営業リストの作成をする」
「必ず一日に3件の電話をかける」
といったルーティンを決めていれば、
気持ちが沈んでいてもそのルーティンを淡々とこなすことで、
最低限の行動は確保できます。

反対に、調子が良い日でも同じことが言えます。
気分が乗っているからこそ
「今日はもっとやれるはずだ」と意気込み、
ルーティンを飛び越えた行動を取ることがあるかもしれません。

もちろん、それが良い結果につながることもありますけど、
興奮した勢いで無理をすると、翌日に反動が来てしまい、
継続が難しくなることも少なくありません。

つまり、ルーティンは
「やる気が出ないからやらない」
「今日は調子がいいからもっとやろう」
といった感情の波に流されることを防ぎ、
安定して行動するための重要な仕組みなのです。

ルーティンがなければ
「今日はできなかったけど、明日は頑張ろう」
という言い訳が増え、行動が環境次第になってしまいます。

そうなると、あなたの成長のスピードは
環境に左右され、安定しません。
けれど、ルーティンを持つことで
「やるべきことをやるのが当たり前」という状態になり、
自らの意志で成長のペースをコントロールできるようになります。

ルーティンを作る際に大切なのは、
「簡単なことから始める」ことです。

いきなり大きな目標を掲げると、
無理が生じて挫折しやすくなります。

まずは「通勤中に1つだけビジネス記事を読む」など
小さなルーティンから始めると良いでしょう。

最初は「こんなことで本当に変わるのか?」と思うかもしれません。

けれど、その小さな積み重ねがやがて
「やらないと気持ちが悪い」状態へと変わり、
あなたの行動が安定していきます。

その結果として、
セールスでも確実に成果を積み重ねられるようになるのです。