小さいグループを経験する

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたはリーダーシップについて考えたことはありますか?

リーダーシップとは、役職に就いたときだけ
必要になるものではありません。

実際、役職に就かなくても、
リーダーシップを発揮して組織を動かす人はいます。

そうした人たちは、どのようにして
その力を身につけたのでしょうか?

その答えの一つが、
「小さなグループでリーダーを経験すること」です。

多くの人は、リーダーシップと聞くと、
大規模なプロジェクトを指揮する姿を想像します。

しかし、本当に必要なスキルは、
小さいグループの中で培われます。

たとえば、職場での飲み会の幹事、
チームの掃除スケジュールの管理、
短期のプロジェクトの進行役などです。

こうした場面での経験が、
リーダーシップの基礎を築くのです。

小さなグループのリーダーを務めるとき、
最初に直面するのは「指示を出す難しさ」です。

どうすれば相手にわかりやすく伝えられるのか?
どうすれば全員が納得して行動してくれるのか?

こうした疑問は、実際にリーダーを務めることで、
自分なりの答えを見つけることができます。

言葉の選び方、タイミング、声のトーンなど、
細かな工夫が求められるため、
自然と「相手の視点に立つ」感覚が磨かれていきます。

さらに、小さなグループのリーダーを経験することで、
「全体を見る視点」が養われます。

自分が解決すれば済むという考え方ではなく、
チーム全体でどう動くかを考える必要があります。

たとえば、掃除の分担を決める場合、
全員が均等に作業をすることが理想ですが、
スケジュールや個々の負担を考慮しなければなりません。

その中で調整役として動く経験は、
チーム全体のバランスを取る力を育てるのです。

また、リーダーを務めることで、
「他者への感謝」の重要性にも気づきます。

自分の指示に応えてくれる人がいるからこそ、
グループは機能します。

その過程で、「協力してくれることのありがたさ」や
「相手の意見を尊重する姿勢」を学ぶことができます。

これらの経験が、のちの大きなプロジェクトでも
活きるのは言うまでもありません。

「小さなグループでリーダーを経験する」ことの利点は、
失敗しても大きなリスクが伴わない点にあります。

たとえば、飲み会の幹事で予算を少しオーバーしてしまった、

掃除スケジュールが思ったように機能しなかった、
こうした失敗は、学びの材料となるだけでなく、
次に生かすための貴重な財産になります。

大きなプロジェクトでの失敗は重大な影響を与えますけど、
小さなグループでの経験は、
そのような失敗を防ぐ予行練習となるのです。

さらに、リーダー経験を重ねることで、
「人を動かす力」も身につきます。
リーダーとしての責任感が芽生え、

他者を巻き込む力が磨かれていきます。
これらのスキルは、職場だけでなく、
私生活や地域活動など、
あらゆる場面で役立つことでしょう。

リーダーシップとは、大きな舞台で発揮するものではなく、
日々の小さな経験の積み重ねから生まれるものです。

あなたも今日から、
小さなグループのリーダーを経験してみてください。
どんな場面でも構いません。

些細なことに思える経験が、
やがて大きな成長につながるのです。
「仕事術」を磨くための第一歩として、
ぜひ挑戦してみましょう。