こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、会社からの指示や資料を受け取ったときに
「これ、役に立たないな」と感じたことはありませんか?
自分の経験を優先しようとする気持ちが
出てしまうこともあるかもしれません。
それは、自分のやり方や経験が
ある程度の実績や信頼を得ているからです。
ですので、会社からの方針や資料を役立たないもの
として見過ごしてしまいがちになるのです。
しかし、それでも一度冷静になり、
会社の指示や方針を別の角度から見直してみることは、大切です。
逆に言うと、その指示や方針を活かすことで
新しいアプローチや成果が生まれる可能性もあるのです。
会社の指示が現場での実感にそぐわないと感じることは
決して珍しくありません。
特に、セールスにおいては
現場のリアルな反応や取引先のニーズを直接感じることが多いため
会社から与えられる方針や指示が
「机上の空論」と見えることも多いでしょう。
具体的には、以下のような理由から役に立たないと感じるのではないでしょうか。
・現場の状況と指示がズレている
・指示が具体的でなく、実行のイメージがつかない
・自分の成功体験があるため、新しいやり方に不安がある
しかし、会社としては、全体の方向性や
長期的な戦略をもとに方針を出しています。
すぐに役立たないと感じる指示でも
じっくりとその意図を探っていくことで
自分のセールス活動に役立つものへと変わる可能性があるのです。
役立たないと感じたものをそのまま切り捨てるのは簡単です。
しかし、せっかく与えられた指示や資料ですから
どうすれば自分のセールスに活かせるか
少し冷静になって考えてみましょう。
もしかすると、以下のような視点が有効かもしれません。
1,方針の背景を理解する
会社からの指示や方針が出るとき
それには必ず理由や背景があります。
セールス担当として現場のことを大切にするのは重要ですけど
一方で会社全体の戦略やビジョンも把握しておくことは
将来のためにも役立ちます。
「なぜこの方針が出されたのか?」と背景を理解することで
その意図に沿った実行方法を見出せるかもしれません。
2,現場の事情にどう活かせるかを考える
与えられた指示をそのまま実行するだけでなく
現場の状況や顧客の反応に合わせて
柔軟に適応させていくことも大切です。
例えば、新しい販売手法が指示された場合
それが実際の顧客ニーズにどう応えられるか
自分なりに解釈して実践してみると
意外と効果的な場面が見えてくるかもしれません。
3,成功事例として会社にフィードバックする
与えられた指示や資料を工夫して活用し
現場で効果があったときは
ぜひその事例を会社にフィードバックしましょう。
そうすることで、他のセールス担当者にも共有され
会社全体の成果として位置づけられる可能性があります。
自分の成功体験を会社全体の資産にすることで
セールスとしての価値が高まります。
たとえ指示が自分のやり方に合わないと感じたとしても
その方針を自分なりに工夫し使いこなすことには大きな価値があります。
そうした工夫や努力は、必ずしもすぐに結果が見えなくても
長い目で見れば自分のスキルアップやキャリアの成長につながります。
実際、こうした経験を積み重ねることで
柔軟な対応力や問題解決力が鍛えられるのです。
役立たないと感じるときこそ、一歩引いて背景や意図を理解し
現場の事情に適応させることで、セールスとしての成長が実現するのです。
そしてその経験が、あなたにとっても
会社全体にとっても良い事例となり
周囲からの信頼や評価を高める結果につながることでしょう。