面白くないマジック

こんにちは。
毛利まさるです。

一生懸命説明したのに相手の反応がイマイチ…
「一体、何が原因なのだろうか…」
と悩んだことがある人も多いのではないでしょうか?

実は、プレゼンテーションがうまくいかない原因は、
「相手を巻き込んでいない」
ことが多いのです。

たとえばあなたの目の前にマジシャンがいます。

何も説明がなく
「えーと、次はこうやって、こうやって」
と目線をあなたに合わせずに
なにやらごちゃごちゃとトランプを触っているのです。

何を見せられているのか
この時間はなんなのかがわからないので
面白くないマジックでしょう。

なぜそのようなことが起きるのかというと
マジックは「手順を覚える」だけでは不十分だからです。

演者は、手順通りに動いているだけなので
お客さんは「何が起こっているのか」を理解できていません。

そのため、観客から見ると
ただもたもたしているようにしか見えず
何が不思議なのかサッパリ分からないという結果になってしまうのです。

マジックは、最低限
「今目の前の状況はどういった状況なのか?」
「どこに注目して欲しいのか?」
を説明する必要があります。

例えば、以下のような説明です。

「ここに一つのトランプがあります。」
「今からこのトランプの中から
あなたが気になるカードを1枚指をさしてください。」

このように説明することで
お客さんはマジックの流れを理解し
「何が起こっているのか」に集中することができます。

そして、演者と観客が一体となることで
「面白いマジック」が完成するのです。

実は、セールスも同じです。

一生懸命説明しても
お客さんが理解できないプレゼンテーションは、
「面白くないマジック」と同じです。

お客さんを魅了するプレゼンテーションをするためには
「お客さんを巻き込む」ことが大切です。

具体的にはお客さんの反応を見ながら話すことで
お客さんのニーズを把握し
それに合わせたプレゼンテーションをすることができます。

さらに、お客さんの質問に丁寧に答えることで
お客さんとの信頼関係を築くことができます。

これらのことを意識することで
お客さんを魅了するプレゼンテーションをすることができるようになります。

ぜひおためしください。