集中力をかけるもの

こんにちは。
毛利まさるです。

集中している「つもり」になっていないか

私は以前、スマートウォッチをつけていました。
便利であるものの、今はつけていません。
理由はとてもシンプルで、通知によって集中力が切れてしまうからです。

通知は、即断即決を迫られる立場の人にとっては非常に有効です。
しかし、私はそこまでの立場ではありませんでした。
ですので、通知をオフにしました。
デスクワーク中も、Teamsやメールの通知は基本的にオフにしています。
そうしないと、思考が分断されてしまうのです。

あなたは、こんな経験をしたことがあったのではないでしょうか?

資料を作っている途中でメールが届き、返信を書いている途中に今度はLINEが入り、スタンプで返事をする。
再びメールの続きを書こうとしたら、今度はTeamsで「ちょっと調べてほしい」と連絡が来る。
その調べ物を終えたころには、「あれ?自分は何をしていたんだっけ?」と手が止まる。

その結果、忙しく動いていたはずなのに、何も終わっていなかったと思います。

それは、あなたの能力が低いからでも、集中力が弱いからでもありません。
それは「集中力をかける対象」が常に奪われ続けていたからです。

集中力は「量」ではなく「向き」で決まる

営業成績が伸びないとき、多くの人は「もっと頑張らなければ」「もっと動かなければ」と考えます。
しかし、実際には動いていない人はほとんどいません。むしろ、動きすぎている人のほうが多いのです。

ですので重要なのは、集中力を増やすことではなく、集中力をどこにかけるかを決めることなのです。

おわかりでしょうか?

通知はあなたに「今すぐ対応しなければならない」という錯覚を与えます。
しかし、その多くは本当に今すぐでなくてもよいものです。

一つひとつに即座に反応しても、成果には直結しません。
集中しても、分断されていれば思考は積み上がらないため、結果も積み上がらないのです。

即断即決をしなくてもいい立場という事実

営業職であるがゆえに、「常に即レスしなければならない」「すぐに返さなければ評価が下がる」と感じている人は多いでしょう。
しかし冷静に考えてみてください。

あなたは、本当にすべて即断即決しなければいけない案件でしょうか?

即レスをしても、成果につながらない業務は山ほどあります。
逆に、集中して考える時間を確保できない営業は、構造的に成果を出し続けることができません。

ですので、あなたが即断即決を迫られる立場でないのであれば、集中力を奪うものは意図的にシャットアウトする必要があるのです。

通知を切ることは怠慢ではありません。戦略です。

後回しにしても、結果は遅れない

通知を後回しにすると、「仕事が溜まるのではないか」と不安になるかもしれません。しかし実際には逆です。
後でまとめて対応しても、理解が深まっているため判断が早くなります。

集中しても、通知が割り込むため思考が浅くなる。
しかし、通知を遮断すれば、思考は連続し、質が上がる。
その結果、少ない時間で本質的な仕事が終わるようになります。

逆に言うと、集中力を奪われ続ける環境では、どれだけ努力しても成果が安定して出る状態にはなりえないのです。

成果が出ないときほど「削る勇気」を持つ

営業成績が伸び悩むとき、人は何かを足そうとします。
スキル、知識、ツール、行動量。しかし、本当に必要なのは「削ること」です。

集中力をかけるものを減らし、集中力をかける対象を絞る。
それだけで、同じ能力でも結果は変わります。

あなたは怠けているわけではありません。
ただ、集中力を奪われすぎていただけです。

今日から、通知を一つ切ってみてください。
それだけでも、思考は驚くほど静かになります。

そしてその静けさの中で、次に何をすべきかが、自然と見えてくるはずです。