
こんにちは。
毛利まさるです。
営業に携わっていると、数字や成果が目の前に迫ってくる場面が多くあります。
もちろん数字は大事であるものの、それだけを追い続けると心が疲れていく瞬間もあるはずです。
そんなときに、あなたはふと立ち止まり「自分はなぜ営業をやっているのだろう」と考え込むことはありませんか?
不安や迷いが積み重なると、目の前の行動に意味を見出せなくなることさえあります。
しかし、どれだけ苦しい時期でも、あなたをもう一度前に進めてくれる“最強の原動力”があります。
それが、「人を喜ばせたい」という気持ちです。
喜んでもらいたいという想いは、最も強く、長く続く力になる
どんな仕事にも、やりがいの波は存在します。
成果が出ているときは気持ちが乗るし、結果が出ないときは萎えてしまう。
この浮き沈みの激しさが、営業という仕事を難しくしているとも言えます。
ただ、人を喜ばせたいという気持ちは、この波の影響を受けにくい力です。
誰かの役に立ちたい、誰かの問題を解決したい、誰かの毎日を少しでも楽にしたい。
そうした純粋な思いは、数字に左右されず、むしろあなた自身の気持ちを安定させてくれます。
お金を報酬として捉えると、それは“結果の後に受け取るもの”です。
しかし、人を喜ばせたいという感情は、行動の瞬間からそのまま自分のエネルギーに変わります。
疲れていても動ける日があるのは、その気持ちが背中を押してくれるからです。
お金では得られない“最高の報酬”はどこから生まれるのか
営業を続けていると気づくことがあります。
本当に印象に残る瞬間は、契約書にサインをもらった瞬間ではなく、その後にお客様が見せてくれる“安堵の表情”や“感謝の言葉”だということです。
数字が良い月もあれば悪い月もある。
しかし、お客様が心から喜んでくれた瞬間は、景気や会社の状況に左右されません。
その価値は変動しないし、奪われることもない。
それこそが、お金では買えない最高の報酬なのです。
そして、この瞬間を経験した営業は強くなります。
なぜなら、「自分がやっていることには意味がある」と心から実感できるからです。
意味が見えると行動に筋が通り、結果として成果にもつながります。
つまり、人を喜ばせたいという想いが、長期的な成長を導くサイクルを作るのです。
その気持ちを大切にすると、仕事は一気に変わる
もし今、あなたがスランプや不安を抱えているなら、原点に戻って考えてみてください。
あなたは誰を喜ばせたいのか。
どんな人の役に立ちたいのか。
その人の生活や未来に、あなたの力でどんな明るさを届けたいのか。
この問いに向き合うと、数字に追われる気持ちが少し軽くなります。
そして、あなたの中で“やる理由”が再び立ち上がり始めます。
やる理由が強い人は、行動に迷いがありません。
たとえ困難が続いても、人を喜ばせたいという想いが、前に進むためのブレない軸になります。
人を喜ばせたいという想いは最強の武器
営業の武器はトークスキルだけではありません。
深い商品知識だけでもありません。
あなたを最も強くする武器は、“人を喜ばせたい”という心そのものです。
その気持ちを大切にして働く人は、自然と信頼されます。
信頼される人は選ばれます。
選ばれる人には、成果は必ずついてきます。
人を喜ばせたいという想いは、決して古びないし、色あせもしない。
どんな時代のどんな営業でも通用する、普遍的な力です。
最高の報酬は、お金ではありません。
あなたの行動によって誰かが喜んでくれた、その瞬間こそが最強のエネルギー源なのです。





