
こんにちは。
毛利まさるです。
成績が出ているのに、なぜ学び続けるのか?
「今のままで十分じゃないの?」
そんな声を自分の中で聞いたことはないでしょうか。
営業で成果が出ているとき、評価も上々。
周囲からは「すごいね」と言われるようになって、どこか自分が“できる人間”だと感じ始める。
しかしです。この感覚、実はかなり危うい。
なぜならその瞬間、あなたの成長は止まり始めているからです。
実は、トップセールスと呼ばれる人たちは例外なく「学び続ける姿勢」を持ち続けています。
その目的は自己成長であるのはもちろんのこと、もう一つの理由があるのです。
それが、「謙虚さを保つため」。
「学ぶことで、自分がちっぽけに思える」ことの価値
学ぶという行為は、新しい知識を得るだけではありません。
そのたびに、「ああ、自分はまだまだだな」と、世界の広さに圧倒されます。
たとえば、歴史に名を刻んだ偉人の行動力や、圧倒的な責任感に触れたとき、
あなたが今感じている“自信”は、少しだけ縮こまるかもしれません。
しかしそれが、実は大切なのです。
「自分なんてまだまだ」
この感覚こそが、さらに上を目指すための燃料になります。
一度「学び」を止めてしまうと、自分の器がすべてだと錯覚してしまう。
その結果、人の話を聞かなくなり、慢心に陥り、気づけば誰にも頼られない存在になることもあるのです。
仕事術としての「謙虚さ」は最強の武器
人は、不思議と“すごい人”よりも、“すごいのに謙虚な人”に惹かれます。
この“すごいのに謙虚”を両立している人には、誰もが安心感を抱くのです。
それは営業の場面でも同じです。
知識やスキルが豊富でも、それを押しつけてくる相手には人は心を開きません。
しかし、「勉強させていただいています」と自然に言える人には、相手も心を開きます。
つまり、「謙虚さ」は仕事術の一部なのです。
そしてこの謙虚さを、意識ではなく“自然に”身につけていくには、学び続けるしかないのです。
本物のトップは、学びで差をつけている
あるトップセールスはこんなことを言っていました。
「本を読まないトップセールスに、私は会ったことがない」と。
学びにはいろいろな形があります。
書籍、セミナー、他業界の知見、歴史書。何でもいいのです。
重要なのは、「自分が知らない世界を知る姿勢」を持ち続けること。
たとえば、Appleの創業者スティーブ・ジョブズは、大学時代にカリグラフィー(文字の美しさ)に興味を持ち、
それがMacのフォント設計に大きな影響を与えたことは有名な話です。
自分の専門外の世界を学んだからこそ、新しい価値を生み出せたのです。
学ぶことで新しい価値と謙虚さを同時に手に入れてください。





