不可能と言われた10秒の壁の隠された真実とは!?

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは10秒の壁という言葉をご存じですか?

これは陸上競技100m競走において
達成不可能といわれた記録の壁です。

つまり100m競走を
9秒台で走ることは不可能と思われていたのです。

しかし、1983年にその壁は破られました。
その壁を破ったのはフレデリック・カールトン・ルイス氏
ご存じカール・ルイスです。

この時のスコアは9.97秒でした。
ちなみに翌年に実施された1984年ロサンゼルスオリンピックでは
カール・ルイスは出場した4つの種目
全てで金メダルという快挙を成し遂げております。

そして100m競走でも9.99秒で金メダルを取得しています。

この時を機に皆さんもご存じのように
100m競走は9秒台の戦いに突入していくのです。

本題はここからです。

自己啓発系の本はなぜかこの話を出すと
決まって言い出すのは
急に9秒台が出てくるようになったのは
「10秒の壁」というマインドがなくなったからだ!
人は9秒台で走ることができるという信念が勝ったからだ!
という話をします。

はたして本当にそうなのでしょうか?

もし、本当だったら人類は皆9秒台で走ることができるはずです。
しかしながら私たちの走りはそれほど変わりません。
なぜなのでしょうか?

つまり、10秒の壁を突破できたのは
マインドや信念だけではない何かがあるということです。

もったいぶるのはやめましょう。

答えは、継続時間の捉え方、シューズ
走る場所の整備など技術の進歩と走り方の研究成果です。

マインドや信念だけで突破できるのならば
そろそろ8秒台がでてもおかしくないですよね。

マインドや信念はとても大切です。
しかし、事実を見誤ってはいけません。

事実は事実、マインドはマインド
どちらも冷静に捉えるようにしましょう。

そうしないと役に立たないノウハウもどきに時間と金を
費やすことになってしまいますよ。