
こんにちは。
毛利まさるです。
大きな壁とやりがい
誰にでも「これはさすがに無理だろう」と感じるような大きな壁にぶつかる瞬間があります。
仕事でも勉強でも、人間関係でもそうです。
思い通りにいかない現実を前に、焦りや不安が押し寄せ、「もう逃げたい」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
その壁は本当に越えられないものでしょうか?
実はそうではありません。
あなたの目の前にある壁は、越える方法が必ず存在します。
なぜなら、その壁は「あなたにしか越えられない」と判断されたからこそ、あなたの前に現れているのです。
壁があるのは、期待されている証拠
仕事をしていると、どう考えても荷が重いと思うような課題を任されることがあります。
周囲が手を出せずにいるような難題を、なぜか自分が担当することになってしまう。
そんな時、人は「なんで自分が」と思いがちです。
であるものの、よく考えてみれば、それはあなたが信頼されている証拠でもあります。
もしも本当に突破できない壁であれば、そもそもその仕事はあなたには任されません。
上司やチームリーダーは、あなたの能力を見込んでその課題を託したのです。
つまり、「大変だ」と感じるときこそ、あなたが成長するチャンスであり、信頼の証でもあるのです。
逃げたくなるのは自然な反応
もちろん、どんなに前向きな人でも、壁を前にすれば逃げ出したくなるものです。
人間は未知のものやコントロールできないものに対して恐怖を感じる生き物だからです。
しかし、焦っている時こそ冷静さが大切です。
感情の波に流されると、見えるはずの解決策も見えなくなってしまいます。
まずは深呼吸をして、「これは自分だから与えられた試練なんだ」と捉えてみましょう。
その瞬間、視点が変わります。壁が「敵」ではなく、「自分を鍛える相棒」に変わるのです。
壁の向こうにある「やりがい」
苦労して取り組んだ仕事ほど、終わった後に心からの達成感があります。
楽な仕事では得られない喜びです。
この「やりがい」という言葉には、実は「難しさがあるからこそ楽しい」という意味が含まれています。
簡単にできることには、やりがいは生まれません。
壁にぶつかったときに、「なんでこんなに大変なんだ」と嘆くのではなく、「これはやりがいがありますね」と呟いてみてください。
たった一言ですけど、その言葉が自分の意識を前向きに変えてくれます。
困難を「やりがい」として受け止める姿勢が、あなたを次のステージへ導くのです。
壁を越えるための「思考の切り替え」
壁を乗り越えるために必要なのは、才能でも運でもありません。必要なのは「考え方の転換」です。
「なぜこんなことを自分が」と思う代わりに、「この経験が後でどんな力になるか」を考えてみましょう。
視点を変えるだけで、状況の見え方がまったく変わります。
もしどうしても苦しいときは、こう自分に問いかけてください。
「この壁を越えたら、自分はどう成長しているだろう?」
そう想像するだけで、少し勇気が湧いてきます。
成長の実感は、最初は痛みを伴うものです。しかし、その痛みの分だけ人は確実に強くなります。
あなたが任された理由を信じる
もう一度強調します。もしも本当に越えられない壁であれば、それを任せた上司に監督責任があるのです。
つまり、あなたがその課題を託されたということは、「あなたならできる」と誰かが信じている証拠なのです。
その信頼に応えるためにも、逃げずに一歩ずつ向き合うことが大切です。
焦らずに、時には立ち止まりながらで構いません。壁を前にして悩みながらも進む姿こそ、成長の瞬間です。
その一言が未来を変える
人は困難に直面したとき、無意識に言葉を選びます。
「無理だ」と言えば本当に無理になります。「やってみよう」と言えば、脳はそのための方法を探し始めます。
だからこそ、「やりがいがありますね」という言葉を口にしてみてください。
たとえ心の底ではそう思えなくても、その一言が未来を変えるきっかけになります。





