因果関係をはっきりさせる

こんにちは。
毛利まさるです。

朝のニュース番組などで
本日の占いを紹介されていることがあります。

たとえば、あなたの今日のラッキーカラーが
黄色だったとしましょう。

黄色のアイテムが見当たらなかったので
あなたは占いを気にすることなく
そのまま電車にのって会社に行きました。

するとあなたの乗った電車が途中の駅で止まってしまい
運転を見合わせすることになってしまいました。

このままでは会社に送れそうです
そこで会社に電話をしようとしたところ
よりによってこんな日に携帯の充電を忘れており
携帯電話のバッテリーは切れていました。

電車の遅延で会社に遅れることを
上司に伝えることがこれではできません。

さて、どうしよう。
とあなたは途方に暮れています。

とこのような事態にあなたが遭遇したとします。

では、ここであなたに質問です。

なぜ、こんな悲惨な状況になってしまったのでしょうか?

ラッキーカラーの黄色のアイテムを付けてこなかったからですか?

違いますよね。

答えは、携帯電話の充電をし忘れたからです。

携帯電話の充電をしていれば
上司に電車の遅延で会社に遅れることを報告できます。
だから、単なる電車の遅延による遅刻です。
たったそれだけのことです。

携帯電話が使えないことで
状況が悪化しているだけなのです。

それなのに、
この事例はとてもわかりやすく書いています。
しかし、実際にはこの事例でいうところの

ラッキーカラーのアイテムを
付けていなかったから
こんなことになったのだ!

と考えてしまう人がいるのです。

では、どうすれば良いのか?
それは因果関係が何なのか?
を考えることです。

この事例では、携帯電話の充電をしていれば
同じ状況にはなりません。

一方で、ラッキーカラーである黄色のアイテムを
身に着けていても携帯電話の充電をしていなければ
同じ状況になっています。

ということはこのケースだと
因果関係があるのは携帯電話の充電の有無になるのです。

このように何が引き金で
この状況になるのか?

を常に考えてみてください。
そうすればあなたは物事の本質を見抜く力を
身に着けることができますよ。